後悔のない移住・就職のために 「自分で決める力」を支える自己効力感

「熊本に移住したい気持ちはあるけれど、本当にこの選択で良いのだろうか」

移住を考え始めると、多くの方がこのような不安を感じます。

仕事、住まい、収入、家族との関係、暮らし方。

移住は生活の様々な要素が変化する人生の大きな転機です。

そのため、移住に関する悩みは単に「仕事が見つかるかどうか」だけではありません。


「本当に移住して後悔しないだろうか」「新しい環境に馴染めるだろうか」「家族は納得してくれるだろうか」「今の仕事を手放して大丈夫だろうか」

といった不安を抱える方も少なくありません。

そして移住には、誰にでも当てはまる正解がありません。


だからこそ大切なのが、「自分で考え、自分で決める力」です。

自己効力感とは

心理学者アルバート・バンデューラは、「自己効力感」を、

「ある状況において必要な行動をうまく遂行できるという自己の可能性についての認識」と定義しました。

簡単に言えば、「自分ならできそうだ」と思える感覚のことです。


移住や就職活動に置き換えると、

•    必要な情報を集めながら、自分なりに移住準備を進めていけそうだ

•    熊本での暮らしや仕事について調べ、自分に合った選択ができそうだ

•    求人への応募や面接など、必要な行動を起こせそうだ

•    思うように進まないことがあっても、やり方を工夫しながら続けられそうだ

•    新しい環境にすぐには慣れなくても、少しずつ適応していけそうだ

•    困ったときには相談しながら解決していけそうだ

といった感覚です。


つまり自己効力感とは、単なる「自信」や「楽観的な考え方」ではありません。

「自分なら選択し、その結果に向き合いながら、一歩ずつ進んでいける」という感覚なのです。

移住は意思決定の連続

移住を実現するまでには、多くの意思決定があります。


•    いつ移住するか

•    転職を先にするか、移住を先にするか

•    どの地域に住むか

•    どの企業を選ぶか

•    何を優先するか

•    家族とどのように話し合うか


一つひとつの選択にはメリットもあればデメリットもあります。

だからこそ、「誰かに正解を教えてほしい」と感じることもあるかもしれません。

しかし最終的に決めるのは自分自身です。


後悔のない移住・就職のためには、「自分で納得して選択できること」がとても大切です。

その土台となるのが「自己効力感」です。

自己効力感を高める4つのヒント

① これまでの経験を振り返る

新しい環境への挑戦を前にすると、自分にできない理由ばかりが目につきがちです。

しかし、これまでの人生を振り返ると、

・自分でお仕事を選んだこと

・未経験の仕事を覚えたこと

・転職を経験したこと

・異動や転勤を経験したこと

・子育てをしながら働いてきたこと

など、多くの変化を乗り越えてきた経験が、一人ひとりにあるはずです。

移住や移住を伴う転職活動自体に経験がなくても、過去に変化へ適応した経験は、これからの移住にも活かせる大切な力です。


実際の就職相談では、「自分には何ができるのかわからない」「地方では今までの経験が活かせない気がする」と

不安を口にされる方も少なくありません。


しかし、お話を伺いながらこれまでのキャリアや経験を振り返っていくと、ご本人も忘れていた経験や強みに気付くことがあります。

そうした経験を振り返ることで、「移住は初めてだけれど、これまでも変化を乗り越えてきた」 「今回も何とかやっていけるかもしれない」という感覚が生まれます。


自分がこれまで積み重ねてきた経験や強みを思い出し、「今回もやってみよう」と思えること。

そのためにも、自分自身の経験を振り返る時間はとても大切です。

② 他の人の経験を知る

移住や転職の成功事例を知ることも、自己効力感の向上につながります。

自分と近い年代や状況の方の事例を知ることで、「特別な人だからできたのではなく、自分にもできるかもしれない」と感じられることがあります。

例えばこのサイト内の「移住者インタビュー」を見たり、支援員から他の方の事例について紹介を受けたりしながら、自分だったらどうやって叶えられそうかイメージしてみてください。

③ 自分の強みを再確認する

自分の強みは、自分では意外と気づきにくいものです。

頑張ろうと思ってやったことでなく、何気なくやれていることが強みだったりもします。

そのため、仕事や人生経験や、「周りの人からどんな方だと言われるか」「何気なくやったことで、周りから褒められたり喜ばれたりすることは何なのか」なども振り返ることも有効です。


自分の強みを理解することは、意思決定の際の大きな支えになります。

④ 不安を整理する

「何となく不安」という状態は、行動を止める原因になります。

そんなときは、

・何が不安なのか

・なぜ不安に感じているのか

・どのような情報が必要なのか

・解決方法はあるのか

を整理してみましょう。

漠然とした不安も、整理していくことで具体的な課題へと変わります。

課題が見えれば、次の一歩も見えてきます。

熊本市移住サポートデスクがお手伝いできること

熊本市移住サポートデスクでは、ZOOMやお電話等で移住や就職に関する様々なご相談をお受けしております。


例えば、

・キャリアの棚卸しや職務経歴書作成を通じた経験・強みの整理

・同じような悩みを乗り越えた移住者や転職者の事例紹介

・強みや可能性の整理

・不安や課題の明確化と解決に向けた情報提供

など、その方のご状況に合わせた支援を行っております。

自分らしい選択のために

移住や就職に不安を感じるのは自然なことです。

大切なのは、不安がなくなるまで待つことではなく、

「自分なら決めることができる」「自分なら選んだ道を歩んでいくことができる」

という感覚を少しずつ育てていくことです。


後悔のない移住・就職のために必要なのは、完璧な答えではありません。

自分で考え、自分で選び、その選択に納得できること。

そのための第一歩として、ぜひ熊本市移住サポートデスクをご活用ください。

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