「いつか熊本に住みたいな」「いつか熊本に帰りたいな」
そんなあなたを心から応援している熊本城近くの小さな(架空の)ラボ。
それが「くまもと移住ラボ」です。
「くまもと移住ラボ」では、熊本市UIJターンサポートデスクの移住支援員が、
オンラインセミナーやイベントを通して、様々な側面から
熊本市での暮らしをご案内しています。
ここでは、「くまもと移住ラボ」での活動をご紹介していきます。
移住支援員 (左)清島・(右)池田
★今回は2023年3月4日に、オンラインで開催した【うろんころんサロン2023〜移住者と熊本市移住支援員が本音で話します〜】についてご紹介します! アーカイブはこちら
うろんころんサロンとは?
熊本市UIJターンサポートデスクでは、熊本市への移住を希望される方が現地視察へお越しになる際、ご希望があれば移住支援員による市内のご案内を行っています。これを「なんとか、オンラインでできないかな?」と考え、「うろんころんサロン」を企画しました。
“うろんころん”とは、熊本弁で“ぶらり歩く”という意味です。
オンラインで、一緒に熊本市内を“うろんころん”している気分を少しでも味わっていただければと思っています。
移住支援員によるご案内について
熊本市への移住を希望される方が現地視察へお越しになる際、移住支援員がご案内を行っています。事前に移住相談にて暮らしのイメージやご希望をお伺いし、こちらでプランを作成します。
市中心部では、比較的公共交通が発達しているため、住まいと職場の位置によっては、路面電車やバスのみで生活に必要な移動を済ませることも可能です。普段車に乗らない生活を希望される方については、一緒に路面電車やバスに乗って現地をご案内しています。
一方で、郊外では田畑や自然に囲まれた暮らしを選択することもできます。ご希望の方は車にてご案内いたします。
より充実した現地視察となるようお手伝いさせていただければと思っておりますので、まずは気軽にご相談ください。
※移住支援員によるご案内は、新型コロナウイルスの感染拡大の状況により実施していない場合があります。
※ご案内は無料で承っておりますが、ご案内中にかかる移住希望者様(及びご家族の方)の経費につきましては、ご自身でご負担をお願いしております。
昭和レトロな雰囲気の地域商店街
「うろんころんサロン2023〜移住者と熊本市移住支援員が本音で話します〜」は、2月と3月に、3回にわたって開催。毎回異なる移住先輩ゲストをお迎えし、マチ歩きライブ配信とオンライン交流会の2部制で実施、熊本市の魅力をお伝えしました。今回は、3月4日に行った、第2回のイベントの様子をご紹介します。
第2回イベントのタイトルは「熊本市の物価ってどう?-食べ物は美味しくて新鮮?-」。配信会場は、子飼商店街(こかいしょうてんがい)にあるレンタルスペース「ひとやすみ」、ゲストは、同商店街でラーメン屋「らぁめん臨機」を営む中川原堅一郎さんです。15時にスタートしたマチ歩きライブでは、中川原さんが実際に商店街を歩きながら、商店街に並ぶお店の紹介や熊本市の物価等について話しました。
熊本市街地の北東に位置する子飼商店街は、狭い通りに青果店や肉屋、惣菜屋、食堂、衣料品店などが並び、「市民の台所」として昔から市民に親しまれています。店員とお客さんが会話を楽しみながら売り買いをする様子は、昭和の面影を色濃く残しています。近くには、学校や病院、銀行、幼稚園など、暮らしに必要な施設が全てそろっている便利なエリアでもあります。
商店街の入口の前はスクランブル交差点になっていて、ここが日本初のスクランブル交差点だといわれています。3ヶ月に1度開催される「100円笑店街」では、各店舗でイベント限定の100円商品が販売されます。この日も同イベントが開催されており、多くのお客さんでにぎわっていました。
大学が近くにあるため、安価で新鮮な食材を求める学生と地域の人々の交流の場としての地域づくりも行われています。この日は、大学生が、商店街の一角で音楽イベントを開催していました。
「熊本市は、サイズ感がちょうどいい都会です」
ゲストの先輩移住者・中川原堅一郎さんは、熊本を出て約15年間東京で暮らしていましたが、2012年に熊本市へUターン。子飼商店街で「らぁめん臨機」をオープンしました。中川原さんに、移住のきっかけや熊本市の魅力を聞きました。
—熊本市に移住しようと思ったきっかけを教えてください。
東京では、音楽活動をしながらラーメン屋で働いていました。そのラーメン屋が2012年3月に閉店したことをきっかけに、熊本市へ移住することにしたんです。いずれは妻と2人でラーメン屋をやりたいと思っていたので、閉店したラーメン屋を引き継ぎ、子飼商店街で再オープしました。
東京でラーメン屋をやるという選択肢もありましたが、熊本の方が物価が安く、地元の仲間がたくさんいるという安心感もあったので、熊本市で店を開こうと思いました。
—子飼商店街でラーメン屋をやろうと思った決め手は何だったのですか?
熊本市内のいろんな物件を見ましたが、子飼商店街の昭和な雰囲気や、プリミティブな感じに衝撃を受けたんです。また、野菜や魚、肉などラーメン作りに必要な食材が歩いていける距離で買えて、しかも価格が安い。人通りも多かったので、商売するにはぴったりだと思い、ここに決めました。
—熊本市で暮らすことの魅力を教えてください。
自宅も子飼商店街の近くですが、東京に比べて家賃が安いことが一番の魅力です。また、ライブハウスや飲み屋が歩いて行ける距離にあるのも気に入っています。便利過ぎて、東京にいた頃よりも夜遊びが増えましたよ(笑)。
住民同士の交流も盛んですね。僕は毎朝、大きなスピーカーを持って、自宅近くの広場でラジオ体操をしていますが、近所の方々も十数人集まるんです。毎朝挨拶することで顔見知りになりますし、中には、自分で漬けた漬物をくださる方もいるんですよ。そうした交流が楽しいです。近所の方々と普段から顔見知りだったので、熊本地震が起きた時も初動が早かったですね。
—熊本市への移住をお考えの方にメッセージをお願いします。
熊本市には、豊富な食材とおいしい水、豊かな自然があり、家賃も安くて暮らしやすいです。おいしいお店もたくさんありますし、海や山もあるので、遊ぶところも多いですよ。大き過ぎず小さ過ぎず、サイズ感がちょうどいい都会だと思います。ぜひ、移住を検討してみてください!
熊本はどうデスク ライター紹介
城 亜由美
じょう・あゆみ/熊本在住のライター・エディター。熊本・福岡の出版社、編集プロダクション、PR会社勤務を経て独立。生活情報紙やWebサイト、パンフレット等の企画、編集、ライティングなど幅広く活動。何度も言葉に救われた経験から、「心を動かす言葉をつむぐ」を大切にしています。思いつきではじまる、無計画な旅が好き。
熊本住居歴/29年