東京都の家計と比べたら!?

移住を考えるうえでやっぱり気になるのは家計の問題。そこで「2018年度総務省統計局家計調査より/1世帯当たり1か月間の収入と支出」をもとに、世帯人員:2.4人、世帯主の年齢:46歳の平均的な東京都在住者の家計と、世帯人員:2.5人、世帯主の年齢:47.6歳の熊本市在住者の家計を比べてみることにしました。

収入と仕事

収入:東京都498080円>熊本市407741円
(出典:家計調査2018年第2表都市階級地方都道府県庁所在市別)

世帯主収入と配偶者収入をあわせた収入は東京都の方が高いです。
しかし、熊本市の「有効求人倍率(平成30年度)」および「正規の職員・従業員が占める比率」は、いずれも全国平均より上回っており、安定した収入を望みやすい環境であるといえます。

支出(食料品・食事)

(出典:家計調査2018年第2表都市階級地方都道府県庁所在市別)

細かく見ていくと、魚介類、野菜・海藻類、酒類、そして外食費で大きく差があります。
農業産出額全国8位をほこる熊本では、新鮮で安く美味しい野菜や果物が手に入ります。また、農家をはじめとした第一次産業就業者の割合も高く、ご近所で「おすそわけ」なんてこともあっているのかもしれません。

農業産出額:全国8位、政令市3位、九州2位

そして、なんといっても熊本市は政令都市でありながら、「水前寺江津湖湧水群」「金峰山湧水群」の二か所が環境省「平成の名水百選」に選定された水の都であることもポイントです。約74万市民の水道水源全てを地下水で賄う熊本市は、人口50万人以上の都市としては日本唯一、そして世界でも稀少な都市。その水で作った食事もまた美味しくなるかもしれません。

平成の名水百選:・水前寺江津湖湧水群 ・金峰山湧水群

支出(住居)

東京都:34474円>熊本市:23510円
(出典:家計調査2018年第2表都市階級地方都道府県庁所在市別)

地方移住への大きな魅力が家賃の安さです。熊本市は民間借家の平均家賃が、政令市3位で共同住宅の延床面積も2位です。
また、購入の場合でも、東京都よりも安く広いので、熊本市では「安くて広い住まい」が実現するかもしれません。

土地付注文住宅費用
マンションの平均購入価格

(出典:住宅金融支援機構 2017年度フラット35利用者調査)

支出(交通・通信)

東京都34597円>熊本市34393円
(出典:家計調査2018年第2表都市階級地方都道府県庁所在市別)

交通・通信費については大きな差はありません。内訳的には「自動車等関係費」が東京都よりも多くなっています。市民の足としての市電や、JRなどの各種交通機関もありますが、東京から地方への移住には自家用車は欠かせない存在です。せっかく車を持ったなら、源泉数・湧出量が全国的にも上位(※熊本県として)の温泉、阿蘇や天草など豊かな自然のスポットを存分に楽しみましょう。

温泉:上位(ただし熊本県において)
(出典:環境省「平成28年度温泉利用状況」)

そのほか熊本ならではの魅力

(出典:東京都[2018年]・熊本市[2016〜2018年])

そのほか、保育所数が政令市で2位であることなどから、待機児童が少ないことも特徴といえます。
また、人口あたりの病院数も多く、平均寿命も男女とも政令市で1・2位をほこります。
雄大な自然と都市機能がバランス良く配置された熊本市は、もしかすると、ストレスが少なく、自分らしい人生を楽しめる都市なのかもしれません。

平均寿命、人口1万人あたりの保育園数、10万人あたりの病院数で政令市上位
子ども3人を肩に乗せるお父さんとそばで佇むお母さん

東京都と比較して見てみると、熊本市への移住は収入は減るのかもしれませんが、食費や居住費といった生活費が安くなりそうです。全体としてみれば大きな差はないようにも見えますが、ストレスが少なく、気持ちにゆとりのある生活が送れるのではないでしょうか?