両親に会う頻度が
変わった

「いずれは熊本に」大好きな地元を思う日々だった

熊本市で生まれ育った古閑さん。大学を卒業し就職と同時に東京へ上京。

システムエンジニアになり充実した東京生活を送っていましたが、2016年に起こった熊本地震で熊本への思いが溢れ、翌年熊本にUターン。大好きな熊本をこの目で見て生きていきたい、と話します。

オフィスで話す男性の横顔

熊本地震が起こり東京にいる自分に違和感を感じた

ー 熊本市にUターンした経緯を教えてください。

地震が熊本で起きたことがきっかけです。やってみたい仕事があり、就職して熊本を出て東京に行ったんですけど、やっぱり熊本が好きで。お盆や正月休みでたまに帰ると、やっぱり居心地いいな、いい場所だな、と。それまではそのくらいの思いだったんです。

ただ、2016年4月に熊本地震が起きて「地元に帰りたい」と本気で思うようになりました。自分が生まれ育った熊本がこんなに大変な時に、自分が東京にいることに違和感を感じたんです。「熊本のために」というよりも「これからもどうせ働くのなら熊本で」と思うようになりました。

東京での生活も充実してはいたんですが、この先結婚したりこどもができて子育てをする環境としてはどうなんだろう?という不安はありました。熊本に「いずれは」という気持ちはずっとあったので、熊本へのUターンは、自分の予定からは何十年も早まる結果となりました。

ー 熊本地震がきっかけだったんですね。実際に帰ってきて良かったと思うことはありますか?

家を買って車を持って週末は家族で買い物に行って、という自分が幼少期に持っていた「当たり前」の通りに、将来は自分もそうなるんだろうと思っていたんですが、東京だとそれは実現しにくそうだと思うようになりました。家賃なども高くて…。結婚も、熊本に戻ったことがきっかけだったりするんです。

ー そうだったんですね! 奥さまは熊本への移住に抵抗などありましたか?

東京の同じ会社で知り合ったんですが、驚くことに同じ熊本大学の出身で、彼女の出身も同じ九州の佐賀だったんです。変な巡り合わせで、出会って数年後から付き合い始めました。「熊本に帰りたい」と打ち明けた時も、驚いてはいたんですが僕なら言い出すだろう、という反応でした(笑)。

ただ、彼女は熊本に住んでいたこともあったし、移住にさほど抵抗はありませんでした。2017年1月に熊本に戻り、その数日後に入籍をしました。

市街地で遠くを見つめる男性の横顔

物の豊かさより、心の豊かさ

ー 熊本に戻って変わったことや変えたことはありますか?

妻の実家が佐賀ということもあり、お互いの両親に会う回数が増えたことですね。やっぱり東京にいると、年に1回ぐらいしか機会を設けることが出来なかったので…。あとは多分Uターン、Iターンされた方皆さんが仰ると思いますが「ご飯が美味しい!」とつくづく思うようになりました。

肉、魚、野菜、くだもの。スーパーに行ってもほとんど地元産で安心だし、都会に比べるとすごく安価。一度熊本から離れたからこそ、これらに感謝出来るようになりましたね。

また、いい意味で変わらないこともあって。例えば仕事なんですけど、東京にいた時と同じようなやりがいを感じることが出来ています。

ー おお。その話気になります!

昔と比べればネットワークや技術もすごく進歩しているし、首都圏にある大きな企業さんとも不便さを感じずやり取りが出来ています。あと、ワークライフバランスが充実していている会社でもあるので、休暇も取りやすく勤務時間の調整もやりやすいです。今後の人生設計もしっかり組んでいけそうだと感じています。

ー 心強いお言葉です! 古閑さんは地震の年の8月に熊本市の『UIJターンサポートデスク』に登録されたそうですね。

熊本市にどのような仕事があるんだろう?自分に合う仕事があるのかな?と思い、すぐに登録しました。希望や条件など聞いてくださり、的確なアドバイスもいただけるので、とても心強かったですよ。そのおかげでこちらの会社を見つけ入社することが出来ました。

市電が通る市街地に立つ、笑顔の男性

ー これから熊本に来よう、もしくは戻ってきたいという方にアドバイスはありますか?

福岡や東京にはかなわないけど、皆が親しみを込めて「街(まち)」と呼ぶ大きな繁華街もあります。少し車で走れば自然もそこら中にあって、家族が出来たら見せたいなと思う景色ばかり。

物や場所がたくさんあるわけではないけれど、精神的に豊かになれるものがいっぱいあると思うんです。そういう魅力がここ熊本には溢れているので、安心してきていただきたいですね。

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お名前:古閑さん
取材時の年齢:31才
ご職業:システムエンジニア(SCSKニアショアシステムズ株式会社)
移住歴:2年目
家族構成:妻
移住前の居住地:東京

※記載の情報は、すべて取材時のものです。